Story of Nokia



Digital Revolution 1981-1987

1981年、450MHzのノルディック・モービル・テレフォン・サービス(NMT)が設立され、当時では世界初、最大で数ヶ国を網羅する共通移動体通信網が敷かれると、ヨーロッパにおける移動体通信業界が急成長しました。その潮流に乗り遅れることなく、ノキアは初の移動電話機「モビラ・セネター」を 1982年に発売すると、通信機器に対する需要を大きく賑わせました。そして、1984年にはノキアを世界の桧舞台へと押しあげた代表作「モビラ・トークマン」を発売し、持ち運びできる携帯電話機第1号として業界に一石を投じると、これを機にイギリス、アメリカなど新たな市場に参入していきます。さらに、その後の1987年には、初めて手のひらに収まる携帯電話「モビラ・シティマン」を発表し、コンパクトで高機能なモデルとして一世を風靡したのです。 そして1912年には、ヘルシンキの中心地にノキアの通信事業のルーツともいえるフィニッシュ・ケーブル・ワークス社が事業を開始します。当時、送電や電報・電話ネットワークへのニーズが急増し、ケーブルの需要が高まっていきました。そのなかで会社は急成長を成し遂げ、海外進出の大きな足がかりとして、旧ソ連、西側諸国との取り引きを開始していきます。やがて、3社の所有権は少しずつ移転し、1966年(から1967年にかけて)、ノキア社、フィニッシュ・ラバー・ワークス社、フィニッシュ・ケーブル・ワークス社は合併し、ノキア・グループとなりました。


  1. モビラ セネター(1982-1984)
    NMT450
  2. モビラ トークマン 450(1986-1992)
    NMT450
  3. モビラ シティマン 900(1987-1990)
    NMT900
  4. Nokia 101(1992-1996)
    NMT900
  5. Nokia 2110(1994-1997)
    GSM
  6. Nokia 6110(1997)
    GSM
  7. Nokia 8210(1999)
    GSM
  8. Nokia 7110(1999)
    GSM
  9. Nokia 9000 Communicator(1996)
    GSM
  10. Nokia 7650(2002)
    GSM
  11. Nokia 6650(2003)
    WCDMA/GSM



Information Technology 1980s-1991

1980年代初頭、ノキアはMobira社、Salora社、Televa社、スウェーデンのLuxor社の買収を通じて、テレコミュニケーションおよび家庭用電化製品市場における地位を強化すると、1987年には、フランスの家電メーカーOceanic社、ドイツのStandard Elektrik Lorenz社の家電製品事業、および部品事業の一部を、さらにスイスのケーブル設備会社Maillefer社を買収しIT企業としての地位を確立していきます。そして、1980年代後半Ericsson社のデータ・システム部門の買収を通じて、ノキアは北欧最大のIT企業となったのです。また、1989年には、オランダのケーブル製造会社NKF社の買収することで、ケーブル事業を大幅に拡大しました。

1980年代の終わり、欧州市場が次第に一体化されていく中欧州PTT(郵便、電話、電報所管庁)による組織(CEPT)は、各国共通のデジタル携帯電話標準規格の開発を決定しました。ノキアは早い段階からGSM(Global System for Mobile Communications)テクノロジーの主要メンバーであり、それは欧州デジタル携帯電話の標準規格策定のために18カ国から選ばれたのでした。 1991年フィンランドのラジオリニヤの電話網を使用して、ノキアの携帯電話のはじめてGSM通話が行われ、さらにノキアは欧州9カ国にGSMネットワークを提供する契約を取り付けました。現在では世界の広域をカバーするGSM方式のエキスパートとして、ノキアは世界的な成功への道を切り開くことができました。



Telecommunications 1990s-

ノキアは、1990年代当初の深刻な景気後退時、通信部門と移動電話部門が柱となって会社全体を支えました。 当時のCEO、シモ・ブオリレヘトが業務のスリム化を図り、景気悪化にもかかわらず迅速に巻き返しました。そして、1992年にヨルマ・オリラがCEOに就任すると、非中核部門を切り離し通信に焦点を絞るという重要な戦略的決断を行います。

こうした明確な戦略のもと、欧州のみならず、アメリカ、アジア太平洋地域、南米においてもノキアは市場地位を確立し、ダイナミックな成長を遂げる世界最大の携帯電話メーカーへと飛躍しました。


利用者にやさしく、高機能かつシンプルでスタイリッシュなノキアの携帯電話は、こうした歴史から生まれてきたのです。 1990年代、フィンランド国内の携帯電話加入者数が急増した一方で、その価格は急落しました。最初はおもちゃと、そして次には贅沢品と見なされた携帯電話機は、今や みんなが利用できる日常的な通信手段となりました。また小型化され、使いやすさとデザインにいっそうの関心が向けられるようになっています。大型ディスプレイや電波・電池表示、カラーカバー、メロディ着信音をはじめとして、現代の携帯電話の標準的な仕様は、ノキアが世界に先駆けて採用したユーザビリティのほんの一例です。

ノキアは早い段階で、携帯電話はパーソナル・テクノロジーであるという考えに重点をおき、単に機能を持った装置というだけでなく、持ち主の性格にあったものでなくてはならない、と主張してきました。利用者にやさしく、シンプルでスタイリッシュ。その象徴がノキア・ブランドです。ノキアは、これからも、先進の商品とサービスを提供していきます。